これは OpenStack Advent Calendar 2012 JP の12/20分のエントリです。
昨日の岡さんのJOSUG 2012年のニュースベスト5!でも第二位に入っていましたが、日本OpenStackユーザ会にも女子部ができました :)
その顛末を研究発表スライド風にまとめてみましたw
インフラ系ソフトウェアエンジニアのざっくばらんなメモ。 一応、技術メモが中心だけど、まあなんでもありということで。 技術ネタであればあるほど、英語版のほうに書くことが多くなるけれど、 それもまあ、そういうことで。
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Thursday, December 20, 2012
Wednesday, December 12, 2012
Santa Claraの思い出~東日本大震災とOpenStackコミュニティ~
OpenStack Advent Calendar 2012 JP の 12/12分です。
今日はコミュニティネタです。
技術ネタを期待していたみなさん、ごめんなさい。
話は東日本大震災の一ヶ月後にさかのぼります。
OpenStack第4版 Diablo リリースに向けた Design Summit が、カリフォルニア州サンタクララで開催されていました。
こんな↓感じです。
http://www.openstack.org/blog/2011/04/openstack-conference-and-design-summit-day-4-recap/
あまり国内では知られていないように思うのですが、本家OpenStackコミュニティでは、東日本大震災の直後、
http://www.openstack.org/blog/2011/04/openstack-community-supports-japan-tsunami-relief-efforts/
に写真があるようなTシャツをつくってDesign Summit/Conferenceの会場で販売し、赤十字経由で東日本大震災の被災者に寄付を行っています。私も総額は聞いていないのですが、Tシャツ本体分以外の寄付もあわせてけっこうな金額になったとのこと。
感謝です... :)
余談ですが、現地でのお礼の挨拶は、NTTデータ(当時)の木原洋一さんがされています。
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1106/23/news03.html (要・会員登録)
さて、渡米前の当時、テレビや新聞で刻一刻と流れていく被災地の情報をみながら、私の心をとらえた新聞記事がありました。
東北には「津波てんでんこ」という言い方があるというのです。
Wikipedia によると、こんな感じ↓の意味のようですが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E6%B3%A2%E3%81%A6%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%93%E3%81%93
私は以下のように理解しました。
津波がくるとわかったら、家族のことも大事な人のことも構わず逃げなさい。
てんでばらばらに。
なぜなら、彼らを助けに行く時間はないから。
彼らもあなたと同じように行動すると信じなさい。
それが、家族やあなたの大事な人々がともに生き残る唯一の手段なのだから。
ここからが本題です。
ぶっちゃけて言うと、当時、とある事情により、本家 OpenStack コミュニティの雰囲気はとても悪かったように思います。一日に何通もケンカ腰のメールが飛び交っていました。
本家コミュニティからの東日本大震災支援に日本のユーザ会から何かお礼ができないか?と考えていた私は、ふと、この本家コミュニティの状況下、「津波てんでんこ」の話を紹介したらどうかと考えました。
そこでこんなLT↓をつくってみたのでした。
英語の添削は Community Manager(当時)の Stephen Spector さんが引き受けてくれました。:)
表紙・裏表紙あわせて13枚しかありませんので、ぜひ上のLTを観てみてほしいのですが、忙しい人のために流れをまとめるとこんな感じです。
スライド7までは上に書いた「津波てんでんこ」の説明です。
「家族全員が生き残る」という目標のためには「てんでばらばら」にでも逃げなくてはいけないよ…と。
スライド8は、ところで「家族ってGENE (遺伝子) を共有する集団だよね」と。
スライド9で「コミュニティって MEME を共有する集団だよね」と、方向を切り替えます。
スライド10は、端的に言えば「1つのコミュニティの中でも意見の相違(や時には争いも)はあるよね…」
と持っていき、最後にスライド11~12で
「でも、目標を共有して、(ばらばらでも)ベストを尽くせば、ゴールは達成できるよね!」
と、まとめてみました。
いかがでしょうか?
LTも、硬軟おりまぜつつも、通常はほぼすべて技術ネタなので、(しかも英語なので..)かなり緊張しましたが、趣旨は伝わったようでした。:)
こんなコミュニティ活動もあるんだ…という参考になれば幸いです。
今日はコミュニティネタです。
技術ネタを期待していたみなさん、ごめんなさい。
話は東日本大震災の一ヶ月後にさかのぼります。
OpenStack第4版 Diablo リリースに向けた Design Summit が、カリフォルニア州サンタクララで開催されていました。
こんな↓感じです。
http://www.openstack.org/blog/2011/04/openstack-conference-and-design-summit-day-4-recap/
あまり国内では知られていないように思うのですが、本家OpenStackコミュニティでは、東日本大震災の直後、
http://www.openstack.org/blog/2011/04/openstack-community-supports-japan-tsunami-relief-efforts/
に写真があるようなTシャツをつくってDesign Summit/Conferenceの会場で販売し、赤十字経由で東日本大震災の被災者に寄付を行っています。私も総額は聞いていないのですが、Tシャツ本体分以外の寄付もあわせてけっこうな金額になったとのこと。
感謝です... :)
余談ですが、現地でのお礼の挨拶は、NTTデータ(当時)の木原洋一さんがされています。
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1106/23/news03.html (要・会員登録)
さて、渡米前の当時、テレビや新聞で刻一刻と流れていく被災地の情報をみながら、私の心をとらえた新聞記事がありました。
東北には「津波てんでんこ」という言い方があるというのです。
Wikipedia によると、こんな感じ↓の意味のようですが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E6%B3%A2%E3%81%A6%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%93%E3%81%93
私は以下のように理解しました。
津波がくるとわかったら、家族のことも大事な人のことも構わず逃げなさい。
てんでばらばらに。
なぜなら、彼らを助けに行く時間はないから。
彼らもあなたと同じように行動すると信じなさい。
それが、家族やあなたの大事な人々がともに生き残る唯一の手段なのだから。
ここからが本題です。
ぶっちゃけて言うと、当時、とある事情により、本家 OpenStack コミュニティの雰囲気はとても悪かったように思います。一日に何通もケンカ腰のメールが飛び交っていました。
本家コミュニティからの東日本大震災支援に日本のユーザ会から何かお礼ができないか?と考えていた私は、ふと、この本家コミュニティの状況下、「津波てんでんこ」の話を紹介したらどうかと考えました。
そこでこんなLT↓をつくってみたのでした。
英語の添削は Community Manager(当時)の Stephen Spector さんが引き受けてくれました。:)
表紙・裏表紙あわせて13枚しかありませんので、ぜひ上のLTを観てみてほしいのですが、忙しい人のために流れをまとめるとこんな感じです。
スライド7までは上に書いた「津波てんでんこ」の説明です。
「家族全員が生き残る」という目標のためには「てんでばらばら」にでも逃げなくてはいけないよ…と。
スライド8は、ところで「家族ってGENE (遺伝子) を共有する集団だよね」と。
スライド9で「コミュニティって MEME を共有する集団だよね」と、方向を切り替えます。
スライド10は、端的に言えば「1つのコミュニティの中でも意見の相違(や時には争いも)はあるよね…」
と持っていき、最後にスライド11~12で
「でも、目標を共有して、(ばらばらでも)ベストを尽くせば、ゴールは達成できるよね!」
と、まとめてみました。
いかがでしょうか?
LTも、硬軟おりまぜつつも、通常はほぼすべて技術ネタなので、(しかも英語なので..)かなり緊張しましたが、趣旨は伝わったようでした。:)
こんなコミュニティ活動もあるんだ…という参考になれば幸いです。
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