電源On/Off だけでなく、BIOSやOSコンソールも使えるほか、各種の情報取得もできる。
実際の操作には、自分は ipmitool を利用している。
ところが、特にSOL (Serial-Over-LAN)でコンソールに接続して作業する際に困ったことがあった。
各所のDC等を利用していると、多段sshで乗り込まざるを得ないことも多いわけだが、
コンソールセッションの終了のキーシーケンスが、デフォルトでは
~. (チルダを押した後、ピリオドを押す)
で、これがsshとかぶってしまっているため、コンソールセッションを終了しようと
すると、sshのセッションまで道連れに終了してしまう。
この場合の回避策として、ssh か ipmitool のいずれかのエスケープキャラクタを変更してしまえばよい。
参考までに、man ssh より。
| -e escape_char | Sets the escape character for sessions with a pty (default: | ‘~’). The escape character is only recognized at the beginning | of a line. The escape character followed by a dot (‘.’) closes | the connection; followed by control-Z suspends the connection; | and followed by itself sends the escape character once. Setting | the character to “none” disables any escapes and makes the | session fully transparent.
man ipmitool より。
| -e sol_escape_char | Use supplied character for SOL session escape character. The | default is to use ~ but this can conflict with ssh sessions.
ということで、見事に default が '~' (チルダ)で被っているが、これはいずれかを -e で
変更すればよい。
ssh側は各種の理由からデフォルトで使いたいので、ipmitool 側で ~ (チルダ)から & (アンパーサンド)に変更するとして、こんな感じ。
$ ipmitool -U admin -P PASSWORD -I lanplus -h IP_ADDRESS -e \& sol activate
余談だが、-e ¥&の¥はもちろん、shell 上におけるエスケープ。
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